電子申請による旧コールサインの復活まで

以前、現住所と異なる管区でアマチュア無線局を開局していたが、殆ど使うことなく失効していた。現在まったく違うエリアで新規に開局したが、この度、旧コールサインを復活させたのでメモ。

必要なもの

以下を参照。

http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-2_Regulation/Callsign.htm

まず、旧コールサインが使われていたらもうダメだ。なので総務相の無線局検索で自分のコールサインを検索してみよう。使われていないようなら以下を準備。

  • 総務相電子申請LiteのID※紙で申請するなら要らない
  • 旧コールサインを証明する書類

旧コールサインを証明する書類だが

(1)     旧コールサインが記載された、無線局免許状のコピー
(2)     旧コールサインが記載された「無線局事項書及び工事設計書」の写しで、各地の総合通信局の証 明印が押してある書類
(3)     旧コールサインが掲載された局名録のコピー

 の何れかが必要。私は無線局免許状が手元に残っていたのでそれを使った。これらがなければJARLに依頼する手があるらしいが、非会員だしわからない。
あと、条件としてはJARLのサイトにあるように常置場所がなければ別エリアの免許状を取得することはできない。

〔ご注意〕
 旧コールサインの管轄エリア内に常置(設置)場所がない場合は、旧コールサイン復活の手続きをすることはできません。

 私は実家があるのでそこを常置場所にする。嘘の住所でもばれないかもしれないが、虚偽の申請になる。私は実家がなければ諦めていた。

無線機について

現制度では従事者+無線機+設置場所に対して無線局免許が発行される。なので、その場所で使用するための無線機が必要だ。私の場合、申請待ちのハンディ機が転がっていたので、それを使って申請した。移動する局として申請するわけだが、殆ど常に移動しているわけでずっと/1(ポータブルワン)となる。

開局申請

旧コールサイン復活というが、要は新規開局を特定のコールサインでやりましょう、ということである。なので普通に開局申請を行うことに以下の事項を追加する。

  1. 旧コールサインを使うチェックを入れ、そのコールサインを申請内に記入する。
  2. 旧コールサインを証明する資料を申請内に添付する。
  3. 本人と常置場所の関係を記載する。別荘や実家以外の場合は、所定のフォームに必要事項を記入し、事前に許諾を得たものを添付すること。

1については、申請内に記入する欄があるので漏らさず入れる。

2については、以前の免許状と従免を並べてデジカメで撮った写真を添付してみた。従免は特に要らなかったかもしれない。

3については、最初の申請後に「この点を明確にするように」ということで差し戻されてしまった。実家である旨を備考欄に記載し再提出したところ、審査が完了した。

申請から免許状が届くまで

2014/02/18(火) 申請

2014/02/18(火) 申請内容を補正するよう連絡(常置場所の件)

2014/02/18(火) 内容修正の上、再申請

2014/02/19(水) 申請手数料の支払依頼メール届く

2014/02/20(木) Pay-easyにて2,900円の手数料を支払う

2014/02/21(金) ステータスが審査終了になる

2014/02/21(金) ステータスが審査終了になる

2014/02/26(水)500円の着払いで免許状が届く

実際のところ

実際は現在の管区のコールサインを使う。無駄なんだけど初めてのコールサインだったから持っておきたかった、というだけだったので。語呂も嫌いじゃなかったし。開局の手数料2,900円+送料500円+電波利用料5年分1,500円のお遊びでした。 

アマチュア局 個人・社団用開局用紙

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