高速道路での特別転回を調べると、「特別転回できるんです!凄いですね!」という情報はあるが実際どんな感じなのかはあまり見かけない。
以下はNEXCOの公式情報。
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特別転回できるという知識だけでは、いざそうなったときに焦って正しく行動できないかもしれない、と常日頃思っていたのだが、とうとう自分が特別転回のお世話になる羽目になったのでここに記録しておく。
しまった・・・・分岐まっすぐ行っちゃった・・・
とあるジャンクションで分岐し支線に入っていかねばらなかったのだが、うっかりまっすぐ行ってしまった。
「なんでナビ変なガイドするんだよ・・・」とか思ってたが間違っていたのは自分だという情けないオチ。このまま行くとどんどん目的地から離れてしまう・・・・そうだ、前見た特別転回ならなんとかなるんじゃない?
レッツ特別転回
そこで、なるべく心落ち着けて、次のインターチェンジで料金所へ向かった。とにかく人がいるところ(有人ゲート)に行こう、、、、
しかし無情にも目に飛び込んできたのは、
- ETCレーン
- 無人自動精算レーン
一瞬の判断が求められる。
「ETCレーン行けば、多分即決済されて面倒なことになりそう、、、、無人ゲートで人呼べるかな?」
くらいをなんとか2秒くらいで考え、一般レーン(ただし無人)へ車を進めて停車する。
精算機にインターホンボタンがあったのでそれを押すと
「どうしました?」と応答してくれた。
私「すみません、かくかくしかじかで、手前のJCTを行き過ぎてしまったのですが・・・・」
職員「そうですか、では特別転回を適用しますので指示に従ってください。どこから入りましたか?」
私「はい?あ、XXXインターからです。」
職員「どこまで行かれますか?」
私「ZZZZまでです。」
職員「はい、ではこれからゲート上げますから、この先の交差点手前でUターンして、ETCじゃないレーンに入ってください。またインターホンで呼んでください。あと、ETCカードを抜いてください。面倒なことになるので・・・」
私「わかりました。お手数かけます・」
ETCカードを抜いている間に、ゲートがすこんと上がり、指示どおりUターンする。交通量の少ないICでよかった・・・
車を一般レーン(無人)に進めてインターホン押そうとすると、先に声かけられた。
職員「さっきの転回の方ですよね。ではゲート開けますので・・・・入られたらまたETCカードを入れてください。」
私「ありがとうございました。お手数おかけしました。」
これで無事、本線、もとの方面に復帰でき、無事家まで帰ることができた。当然かもしれないが、目的地出口料金所での料金表示は想定どおりであった。
まとめ
料金所にも色々タイプがあって、都市高速とつながってるとか、料金所だけで出られないとか、特別転回できないケースもあると思う。なので、できるだけノーマルな、単純に一般道と接続しているだけの単純なインターチェンジが無難だと思う。まぁ選んでる余裕はないとは思うのだが。
確証はないのだが、ETCカードを車載器に挿したまま、ETCレーンに入ってしまってはダメだと思う。多分、そこまでのお金払ってオシマイ。一般レーンへ行こう。無人でもインターホンで話はできるはずだ。今はETC/一般兼用レーンも多いが、そこに行くときはETCカードは抜いていた方がいいような気がする、、、、兼用、もしくは専用レーンだけで、一般レーンがないときはどうすれば?うーんここはよくわからない。
何よりも、焦って事故になってはなんにもならないので、無理せずできればラッキーくらいでいった方がいいと思う。
以下はNEXCO中日本の注意書の引用である。
<ご注意ください>
- 高速道路上でのバックやUターン(転回)は禁止されています。
また料金所付近についても、出入り車両が往来していますので、お客さまご自身の判断によるUターン(転回)は大変危険ですのでおやめください。料金所スタッフが指示・誘導しますので、指示にしたがって安全にお願いします。- インターチェンジの構造等によっては対応できない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
- Uターン(転回)後、最終の出口料金所でETCをご利用の場合、開閉バーが開かないことがありますので、料金所スタッフがいるレーン、または料金精算機が設置されているレーンをご利用ください。
- 目的のインターチェンジに戻らず、その他のインターチェンジで流出される場合は、ご利用区間の通行料金をいただきます。
- Uターン(転回)をご案内する際、お客さま情報(氏名・車両番号等)をお聞きする場合がありますのであらかじめご了承ください。
自分は3の注意はなかったので、ETCレーンを利用したが、幸い?特に問題はなかった。
以上、自分の体験に基づき書いたが、そもそも間違わないのが一番ではある。不幸にもそういうことになったときは、無理にバックしたり焦って逆走!とかせず、次のインターで相談してみよう・・・ということを覚えておきたい。