毎日血圧を測る
加齢と共に血圧がジワジワ上がり、降圧剤を毎日服用する生活である。よって日常の血圧を把握するため毎日、空けても2、3日に一回は血圧を測る。
使っているのはオムロンのHEM-1000、親が使わないからと大分前にもらったやつなのだが、今でも売られているロングセラーのようだ。
HEM-1000の不満な点
血圧測定機能そのものには満足しているのだが、二次電池(エネループ)で運用したときに割とすぐ電池切れになってしまう。ACアダプターは親がなくしたということで持ち合わせていない。
単3電池4本駆動で6Vなのだが、ニッケル水素電池は公称電圧1.2Vなので4.8Vとなり、電圧降下により本来まだ電力を引き出せる状態でも早々に電池切れを検出するのではないか。
電池切れで交換したエネループをNT1000で充電すると800mAhくらいしか入らない。本来のスペックはmin.1900 mAhとかなので半分も使わないうちに電池切れ判定されていることになる。
ちなみにエネループや充電式エボルタの充電にはNT1000を使いまくりである。これは便利。
エネループ5本で駆動したい
ACアダプターを買えば済む話ではある。それは確かだ。Amazonでも純正品が買える。
でもエネループいっぱいあるし、壁のコンセントは遠いし、電源タップ這わすのも嫌なんだよなぁ・・・電圧足りないなら5本で駆動すればいいんじゃない?ちょうど6Vじゃん。
部材の調達
調べたけど、電池5本のケースはほぼ存在していない。あっても6本の電池ケースの1本分をジャンパーで繋いでるだけみたい。だったら自分で6本用のケースを買ってジャンパーで繋げばいいんじゃない?でも下手なハンダ付けだと配線とかケースが溶けそう・・・と調べるうちに、ずばりダミー電池という電池の形をして導通している商品の存在を知る。
あとは電池ケースとACアダプターの口に挿すプラグがあればいいよね。
それらは共立エレショップで調達した。
電池ケース 単3(UM-3)×6本用電池ケース SBH361A
https://eleshop.jp/shop/g/gDAB367/
L型JEITA2 DCプラグ付きケーブル/1.8m #23
https://eleshop.jp/shop/g/g646317/
DCプラグは種類がたくさんあり素人にはどれを選択すればいいか選ぶのは大変だったのだが、互換を謳うACアダプタの仕様からすると、プラグ外径4mm、内径1.7mm、プラグ長9.5mmでよいと判断した。極性はセンタープラスだ。
ハンダごてとハンダは持っていたのだが、ハンダ付けしたあとビニールテープ巻きもなぁと思い、ダミー電池をamazonで買うついでに熱収縮チューブも買ってみた。これまで使ったことはない。 どんなサイズがあうかもわからんのでたくさん入っているのを買ってみた。
工作開始
電池ケースとDCプラグ&ケーブル
ダミー電池と熱収縮チューブ
ダミー電池を1本入れ、ちょっと寝かしていたエネループ5本の無負荷電圧は6.6V。
4本だと5.29V、やっぱり4本だと電圧厳しい。
DCケーブルの極性を確認。センタープラス配線するとして、白いラインが入っている方がプラス、入っていない方がマイナス。
結線。見た目は汚いけどしっかり繋がった。熱収縮チューブはサイズを見繕い、半分にカットして事前に通しておく。
熱収縮チューブはチャッカマンでササッとあぶると、リード線が焦げたり溶けたりすることなくいい感じで収縮してくれた。
動作確認
プラグが小さく、センター部分にプローブを入れらなかったので、電池ケースのマイナスとプラグの外側が導通していることをテスターで確認後、血圧計に繋いで電源投入。無事、電源が入り血圧測定動作にも問題なし。
まとめ
ACアダプターを買えば済んだ話だが、興味があったのでやってみました。
コンセントからは解放されたが電池ケースとやたら長いケーブルがくっついている・・・が一応ポータブルなのだ。これでいいんです!
熱収縮チューブ127個入りだったんだけど1個しか使わなかったし、電池ケース側のリード線(ねじっただけ)側に入れて保護すればよかったかな・・・
あとは電池が切れるまで使ってみて、どれくらい電池の電力を使い切れたか、つまり頻繁な電池切れによる電池交換(時計設定が飛ぶとその設定も・・・)から解放されたかを評価してみたい。