2017初夏ビーナスラインツーリング

バイクを新調し、パニアケースも調達したので、タンデムで泊まりツーリングに行ってきた。行き先はビーナスライン、有名な彼の地を今回初めて訪れた。

アプローチ

パニアケースに二人分の荷物を詰めninja1000に装着、タンデムで北上する。静岡西部からだと東名 - 中央道で諏訪まで行けるが、ものすごい大回りで時間も大差なく高速代の無駄なので、飯田まで下道を北上していく。天気もよく寒くなく・・・・というよりこの週末は暑いくらいの陽気であった。

三遠南信道天竜峡ICから中央道飯田山本ICへ合流、中央道を北上する。岡谷JCTを過ぎ諏訪ICで流出し昼食、給油後。諏訪市内のガソリン価格は当方の拠点よりやや高めであった。

今回だが蓼科エリア(南)から入り、霧ヶ峰を通り松本に抜けるという漠然としたプランでビーナスラインスタート、、、、ってR20からR152へ東進するポイントがわからずし迷う。暑い中地図をチェックしたら行き過ぎていた。ちょっと戻り、立体交差下からR152へ。

蓼科エリア

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ビーナスライン!という看板でテンションは上がるも外気温が29~30度で暑い。交通量も多くてただの街中。ただ二輪車が明らかに多くツーリングスポットであることは伝わってくる。

御座石神社交差点で案内に沿ってR152から県道192へ分岐。ここから先はビーナスラインの案内が頻繁に出てくるため特に迷うことはなかった。

途中、八ヶ岳エコーラインの案内があり時間に余裕もあったのでちょっと寄り道。広域農道でまったり走るにはよかったが、どんどん離れていくので6キロほど進んでUターン。

道は高度を上げ高原っぽい雰囲気は出てはきたが、高原の別荘地の中を走っているような雰囲気だった。

しばらく走って蓼科女の神展望台でちょっと休憩、天気は最高だ。道中、北八ヶ岳ロープウェイなる施設があったが今回はパス。

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いったん展望は開けたが再び木々の中を抜ける高原路的な道になる。県道192から分岐して女神湖方面へ抜ける分岐を右折。

 女神湖へ抜け宿泊予定のホテルを確認してから霧ヶ峰方面へ。女神湖周辺も雰囲気良さそうなので、早めにチェックインして散策に行くことにする。

霧ヶ峰エリア

白樺湖、車山と走り、霧ヶ峰富士見台駐車場へ。ここは各種ツーレポにも頻出のスポットだ。今回、天気はよかったのだが気温が上がりすぎたのかやや霞み、富士山を見ることはできなかった。

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結局この日はこの先の霧の駅まで進み、ホテルへ引き返した。霧の駅で同行者が買ったソフトクリームがダントツで高かった(380円)ことを記録しておく。*1

蓼科エリアに戻り、女神湖ほとりのホテルアンビエント蓼科へチェックイン。写真は湖越しにホテルを撮ったもの。湖は人造湖でゆるゆる歩いて一周できる。湖というか池だな。貸しボートが浮かび、まったりした雰囲気。

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ホテルで夕食。予約が直前だったので今回は洋食(5,000円相当のフレンチコース)しか選べなかった。

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メインのお肉。全体的においしいかといえば美味しかったし、サービスもよかったのだが、ボリュームはもの足らなかった。また、ドリンクがグラスワインで1,000円弱スタートのプライシングで、色々楽しむという気分には慣れず残念。空いていれば和食とかバイキングも選べたはずなので、また来る機会があれば別のものチョイスしてみよう。なお、翌朝の朝食バイキングは普通に美味しかった。

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地階レストランからは女神湖が見えていい雰囲気

二日目、美ヶ原へ

チェックアウトし、美ヶ原方面へ進む。今日も一日よろしく!

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正直、蓼科から霧ヶ峰辺りまでは、走って面白いかといえば、うーん、まぁまぁですねぇという感じだったのだが、霧ヶ峰から美ヶ原方面へ入っていくと様相が一変した。

下の写真は三方大展望台のものだが、ここまでの路面状況、広さ、アップダウン、カーブ状況もよく、展望の開け方もほぼ文句なし。

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この楽しい道は美ヶ原美術館(道の駅)まで続く。

美ヶ原高原美術館のアプローチは急勾配タイトターンの連続だが、上まで登り切ると開けたスペースに雄大な風景が広がっていた。

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二輪車もたくさんで賑わっていた

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トイレ休憩を挟み、さらに北上する。同行者はソフトクリームの値段差に衝撃を受けていた(笑)

ここから路面状況は一変し、狭くやや荒れた路面がスタートする。

県道464を北上、どんどん高度を下げていく。県道62で左折、スキー場のある辺りまでは広くきれいだが、すぐに狭くカーブの連続に変化する。先ほど下げた高度をどんどん上り返して上げていく。正直四輪ではあまり走りたくないな、というレベルの狭路(CX-5デカいし)。カーブごとに「カーブNoXX」と連番が振られていて途中まで見ていたが飽きてやめた。80番以上はあったような?

思い出の丘

県道62を進むと、美ヶ原スカイライン(後述)との分岐があるが、ここの止まれを左折。しばらくすると「思い出の丘」の案内がありバイクをとめる。駐車場は砂利敷き。

案内によれば上まではすぐにいけそうだったので山頂を目指す。

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待っていたのは絶景だった。

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徒歩5分でたどり着ける場所としては極上の場所だ。天気にも恵まれ、アルプスの山並みが絵に花を添えてくれた。

美ヶ原自然保護センター

今回のツーリングの最終目的地、美ヶ原自然保護センターへ到着。

駐車場から先は、登山道となっており車では立ち入れない。ちょっとだけ行ってみようか、、、と歩き出したのだが、結局麓から見える放送アンテナのところまで大汗をかいて登り切ってしまった。単なる放送所と思い込んでいたのだが、なにやら人も多いし、売店があるぞ?

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売店というかホテルが営業していた。その名は王ヶ頭ホテル、人がいっぱいでご飯食べてた。

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先に進むと、麓からは見えなかった風景が広がる。ハイカーもいっぱい歩いてる。自然保護センターから歩いて上がる道に人は殆どいなかったのだが、別ルートでアクセスできるらしい。

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せっかくここまできたから、と遠くに見える美しの塔まで散策。往復1時間弱かかった。

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結局、自然保護センター起点で2時間ほどハイキング。ツーリングのアクティビティじゃあないかもしれないがそれなりに楽しかった。

ただ強烈な日差しの中Tシャツで歩き回った結果、私の両腕は派手に日焼けし真っ赤になってしまった・・・・・ここは標高2,000m、1,000メートル上がると紫外線は10%UPするらしい。ツーリングでも日焼け止めは持ってこないとダメだな。

帰途へ

帰りは美ヶ原スカイライン(林道)を下り、松本市内へ。そこから中央道経由で帰った。この美ヶ原スカイラインが結構荒れていて、剥がれた舗装が砂状に浮き、走りづらい状態であった。また、スカイラインとはいうものの展望はあまりよくない。ずっと森の中を走る感じ。

今回初めて訪れたわけだが、読みあさったツーレポどおりだった部分、そうでなかった部分もあった。何度か行けばもっと楽しみ方もまた見えてくるかもしれない。日帰りは厳しい距離ではあるが、また行ってみてもいいな、と思える素敵な場所だったと思う。

*1:何度か同じもの見かけたがここが飛び抜けて高かった。