オートバイのチェーンメンテ、給油は必要?不要?(理論との出会い)

オートバイチェーンのメンテナンスは面倒

二輪車のチェーンメンテナンスは面倒な作業だ。

手も道具も汚れるし、時間をかけて綺麗にしてもチェーンルブが飛び散ってホイールが汚れる。作業場所だって必要だし地面も汚れるので集合住宅でやるのは気が引ける。
何でこんな原始的な機構がそのまま放置されてるのだろうか。加えてNinja1000はセンタースタンドがない&マフラー2本出しでとにかくチェーン清掃がやりにくいのだ。
でも放っておくと真っ黒になるし、しまいにゃ錆びるので清掃するしかない、、、そう思っていた、ちょっと前までは。

メンテナンスフリー?

きっかけは某掲示板の書き込みだった。

チェーンメンテナンスの話題についたレス「今はチェーンはメンテナンスフリーだよ」をが目に入った。続きを読んでたけど、なんとなく気になってまた上に目線を戻した。

「メンテナンスフリー?いやいやなにいってんの」

取扱説明書にもチェーンに油をさしましょうと書かれているし、オートバイ用品店にはチェーンメンテ用品が溢れている。掃除して油をささなきゃチェーンなんてすぐドロドロのサビサビになっちゃうじゃん。そんなの常識だよ。

ただこのとき、もうちょっと調べてもいいかな、と思ったんだ。調べると言っても「オートバイ チェーン ノーメンテ」かとかで検索しただけなんだけど。

崩壊する常識

ここが起点。

moto-ace-team.com

シンプルに実践、評価されてるサイト。

bike-ride.site

こちらも実践されてるが、やや独自理論が多め。あと潤滑を円滑ってずっと書いてるのが気になる。

motorinformation.net

検索して上位に表示されたページを読むこと30分、私の長年の常識は崩壊した。あのドロドロ作業はやらずに済むんだ。

書かれていることや実証結果を細かく書かないが、ざっくりまとめると

  • チェーンで潤滑が必要な箇所にはグリスが封入されているため外から給油する必要はない
  • チェーンに注油が必要なのは錆防止のためである
  • よってメッキ処理されたチェーンには注油する必要がない(新車装着のチェーンは通常メッキされてない)
  • 潤滑目的で油をさしたとしても遠心力でその油は飛散し留まらない(潤滑にはならない)

つまりゴールドチェーンなどメッキ処理されたチェーンであれば、給油は不要で汚れを拭き取る程度で済むということなのだ。

ゴールドチェーンは見た目、おしゃれのためだと思っていたし、どうせ汚れるのになんで金ぴかにするんだよくらいに思っていた。メンテナンスの軽減に繋がるなんて考えたこともなかった。まさに目から鱗で過去の常識が崩れた瞬間だった。

チェーンのメンテナンスに頭を悩ませ金をどれぐらい使ってきただろうか。メンテナンススタンドを買ってみたり、バイクを買い換えたらそのメンテナンススタンドが使えなくなったり、どうしてもやりたくないから用品店のピットサービスを利用しようと考えてみたりレッドバロンにチェーンの清掃ができるかどうか問い合わせてみたり(清掃はしないと断られた)・・・

今後は悩まなくてもいいんだ!忍者のチェーンを替えるときゴールドチェーンにすればいいし、バイクを買うときは最初からチェーン替えたっていいじゃない!それでチェーンのメンテナンスから解放されるなら安いもんだ。

それほど面倒くさい作業なんですよ。

たかだか趣味の話とはいえ、何の疑いもなく常識だと捉えてきたことがあっさりと覆される体験はなんか新鮮だった。

 

車両入れ替えに伴い、実践編へ続きます。

gasguzzler.hatenablog.com