マツダ地獄(従来と違う意味)を知る

マツダ地獄とは

多少車に興味があればマツダ地獄という言葉を聞いたことがあるかもしれない。ざっくりいえば値引きを武器に販売していると中古車流通価格が下落しマツダ → マツダ の乗り換え以外でまともな下取り価格がつかない、ということを指す。

マツダがマツダ地獄から抜け出したきっかけと言われるCX-5、これ以降マツダは車の魅力とブランドイメージの向上に力を入れてきた。結果、近年マツダ地獄は過去のものになったとされることが多い。マツダにとっては頑張ってきた甲斐があるというものだろう。

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このマツダ地獄挽回のきっかけとなったと言われるCX-5、私も乗っていて概ね満足している。

今回、乗り換えを検討して複数メーカーの下取査定を受け、別の意味でのマツダ地獄を知ったので書き残す。

きっかけ

CX-5も6年目となり乗り換えを考えるようになった。現行CX-5への乗り換えは代わり映えがないだけでなくあと2年くらいでまたフルモデルチェンジしてしまうこと、またもう少し小さめの車でもいいかなという気持ちもあり、考えをリセットしていろいろなメーカーの車を見ることにした。

各社の下取

下取車両は後期型のCX-5 XD PROACTIVE 2WD ソウルレッド。
以下、近隣の各社ディーラーの下取価格一覧である。

スズキA 110 アリーナの看板を掲げてるが独自系
ダイハツ 105 正規ディーラー
スズキB 88 スズキ自販系
スバル 85  
マツダ 80  

マツダは商談に際し「お値引は厳しいので、その分下取で頑張らせていただきます!」と自信たっぷりにだったにも関わらずダントツで最下位であった

マツダ地獄

これはまたマツダ車を買ってもいいと考えていた私にとっては地獄だ
購入者の資産価値を高めるために努力してきたというのであれば、自分自身(まぁメーカーじゃなくて販社なのはあるけどさ)がそれを示すべきではないか?自分が売った車の価値を正しく評価するべきではないのか?でなければ顧客の評価にあぐらをかいた殿様商売だろう。渋々このマツダディーラーから車を買ったとして、5~7年後にまた同じ目に遭うかもしれないと思うと、マツダ車を買っても買ってもいいのだろうかと悩んでしまう。

フォローするとすれば、車両の販売はメーカーではなく各エリアごとの販売会社(ディーラー)が担っているわけなので、他地域でも同じとはいえないかもしれない。だからといって私が隣県に越境して買いに行くのも面倒なだけだし、ユーザーは地域の販社と付き合わざるを得ず私にとってはこれが現実なのである。