ミシュランLatitude Tour HPはオールシーズンタイヤか?

(2020/01/26追記)

当方は個別のタイヤの性能を保証しない。

ここ最近は"M+S"だけでなく"スノーフレークマーク"が付くことをもってオールシーズンタイヤと見なすような感じ。オールシーズンタイヤとして雪上性能を追求するなら、スノーフレークマークがあるものを選ぶのがベターなのかもしれない。

qa.jaf.or.jp


 先日交換したタイヤ、ミシュラン Latitude Tour HPについて。

Latitude Tour HPは夏タイヤ?

このタイヤはミシュランの日本サイトではサマータイヤに分類されている。

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summerのiマークをクリックすると・・・

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いわゆる夏タイヤに分類されている。

しかしネットで検索すると、「Latitude Tour HPはオールシーズンタイヤ」との記載をも見かける。結局どっちなんだ?

海外のミシュランサイトを覗くと、、、以下はミシュランカナダだが、表記が違う。

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All-season tires are designed to provide balansed dry and wet perfotmance levels, as well as acceptable snow traction in regions with light winter weather. A/S tires are a practical solution designed for year-round usage with typically a longer tread life.

 「All-Season」と書いてあるじゃないですか。ミシュランは基本的に世界中で同じタイヤを売っているはずなので、これは日本とその他地域で同じ製品のカテゴライズが異なっていることになる。

なぜなのか

北米では融雪剤の大量散布によりオールシーズンタイヤで一年中走り回ることがスタンダードである一方、日本では冬用タイヤといえばスタッドレスタイヤである。オールシーズンタイヤの認知度は低く、ある程度なら雪道でも走れるの「ある程度」がどの程度の雪道かも共通認識が無いこの日本で、変なクレームになるのも嫌だし、雪道走るならX-ICE(スタッドレスタイヤ)を買ってくれ、ということなんだろうと思う。「雪道も走れるっていってたやんけ!滑って事故ったどうしてくれる!」とか。オールシーズンという言葉が一人歩きすることを恐れ「もう夏タイヤということにしちゃおう!別に法律で決まってるわけじゃ無いし!」ってところなのかもしれない。ミシュラン日本に聞いてみようかな。

実際どうなのか

ミシュラン日本では一切オールシーズンタイヤとして扱われていないLatitude Tour HP、ぐだぐだ書いたが論より証拠。
CX-5に装着されたタイヤ、サイドウォールに書かれた「M+S」の文字を見よ!マッドアンドスノー、このタイヤはヨコハマのGEOLANDAR SUV等と同様、オールシーズンタイヤなのでありました。

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