KDDI povoでAndroid Autoは使えるか

楽天ハンド(Rakuten HAND)を入手しAndroid Autoで運用するにあたり回線契約が必要になった。eSIM出あることが必須。IIJmioかpovoが候補となったが、povoであれば0円で維持できるので契約してみた。なお、180日間、半年間有料トッピングの購入を行わない場合、停止や解約があるらしい。

契約

スマートフォンにアプリ入れて契約手続きする。振り返って特段難しいことはないが、初回のeKYCはNGを食らった。ダメだった原因は教えてもらえないらしいので、引っかかる人はとことんダメかもしれない。なお、夜間に申込したら翌日の昼まで審査は一切進まなかった。

Android Autoでの利用

オフラインマップは必須

地図はオフラインマップで事前に端末へダウンロードしておくことは大前提となる。速度が128kbpsしかないので、オンデマンドで地図情報を通信しつつGoogle Map画面を出すのは無理である。試しにオフラインマップ圏外の場所を県検索してみたが表示するのに数分かかった。

Android Autoによるナビゲーションは厳しい

(2022/03/20更新)

多少使い込んで印象変わってきた。128kpsでのAndroid Autoナビ(Google maps)は厳しい。検索が遅い、交通情報が落ちてくるまでに時間がかかる、だけでなく他の不都合もある。

  • 地名やランドマークが表示されないのっぺらぼう地図になることがある
  • ナビ道順の青い線が引かれないことがある

これはイオンモバイルの低速モード(200kbps)では記憶がないので低速故の不都合である可能性はあると思う。

やや難ありだが128kpsでもなんとか使えるといってよさそうだ。目的地を音声検索して画面に結果が返ってくるまでの時間は明らかに遅いが、まぁ0円だと思えば我慢できるレベルだと考える。なおトッピングで高速通信状態であればストレスなく結果が返ってくる。

交通情報を加味したナビゲーションがAndroid Autoのウリだが、Povoの低速モードだと厳しい。目的地検索直後はだいたいオフラインとなっている(交通情報がないだけでナビゲーション自体は行われる)。検索直後はオフラインマップをベースに検索が行われルートがひかれ、そのままナビゲーションも行われる。暫く走っていると「オンラインに復帰した」的なアナウンスが流れ、所要時間が更新され、別ルートと時間差も画面に表示されるようになる。

Youtube Music

オフラインの音楽データであれば問題ない。ではストリーミングはどうかというと、低音質モード(96kbps程度?)であればなんとか再生できることもある。ただ、曲の頭ではバッファリングで待たされるし、調子が悪い(運が悪い?)ときはしょっちゅう音飛び、というかストリーミングが途切れる。

結論

0円で維持できる回線と考えれば、ちょっと我慢するところはあるけれど十分使えるといえるのではないだろうか。
旅行に行くとかそういうときだけ有料トッピングで1GB通信容量を買ったりすればいいんじゃないかな。7日間有効で390円、買うことにより回線自体も購入後半年は維持できると考えることもできるだろう。