NINJA1000 売却 買い取り業者で売却 編

前の記事でオートバイを売却する理由について整理した。
では実際にどう売却したかをまとめておく。

gasguzzler.hatenablog.com

バイク屋も下取を勧めてこない

乗り換えに際し下取りに出すことも考えた。しかしどの店も積極的に下取りを勧めてこない。「このバイク(NINJA1000)なら下取りに出すより買取査定をして売却した方がいいですよ」という。二輪の下取りは四輪と同様年式に応じた標準価格に沿って金額を決められるようだ。しかし二輪出張買取業界ではこの価格とは違う相場で流通しているらしい。理由ははっきりとわからないのだがホンダカワサキが進めている専売化の影響ではないかとホンダドリームの店員氏は述べていた。確かに特定の店でしか買えないなら中古車のタマもそっちに流れちゃうことはありそう。なんだかんだいって下取して乗り換えるほうが楽だし。

私は最終的に買取業者に売却したわけだが、基準として他の店が提示した下取り査定額を提示しておこう。金額は参考値であり何も担保しないことは書いておく。

ホンダドリーム某店 下取り査定額 70万円

 

買い取り出張サービス申込

一括買取査定申し込みサイトや直接申込を使い3業者がいっぺんに集まるように段取りした。「他の業者にも来てもらうんだか」と告げても「あ〜入札方式なんですね全然構わないですよ」という反応ばかりで「じゃあいいです」という業者はなかった。実際にやってきた業者の担当者も担当エリアを回っていれば競合することも多く現場は顔見知りだらけらしい。「あ、○○さん午前中も一緒でしたね」みたいな感じである。
そんなわけで10分遅刻した業者を含め3人と売主1名、4名が駐輪場に集結した。

車体査定

お立ち台に上がったのは2017年式カワサキNINJA1000 フルノーマル、走行距離7000キロ程度、転倒歴なし、屋外カバー保管といった経歴。

査定はあっさりしたものである。車検証をチェックしエンジンをかけ、軽く回し、殆どが外装のチェックしておしまい。四輪でもそうだが「走る」面でのチェックなんて殆どされない。

金額査定というか競り

「今日は入札方式なのでスタート価格を決めて金額を提示していく形にしますんで」と告げられる。

60万円からスタートしてこれですぐ終わったらどうしようと思ったがそれは杞憂で、「62」「65」「68」「70」「72」と金額はどんどん上がっていく。某ドリーム店の査定70万円は一瞬で通過。

最初は万円単位でどんどん上がっていくが徐々に小さく刻まれるように。そしておそらくぎりぎりの金額に近づいてきたのであろう、金額提示の度に自分の会社の事務所に電話をし始める。なかなか終わらない勝負、「○○さん本当にそんな額で買うんですか」「○○さん勘弁してくださいよ〜」などと売主そっちのけでバトルが続く。

最後に長電話していた全国区業界最大手の担当者が悔しそうに「降ります・・・」と告げ競りが終了。

落札価格は96万円であった。

商談が終わった後短時間4人で雑談した。「高く買ってもらってありがたかったが大丈夫なんですか?」「最終的に価格を決めるのは会社であって自分らは痛くも痒くもないんで気にしないでください!」ということだった。

出張買い取りを利用してみて

バイクの出張買取業界は利用者の無知につけこんで相場よりも著しく低い金額を提示し断ってもなかなか帰らないといったトラブルが多いといわれていたものである。しかし集まった3社ともガチでウチが買って帰るという意気込みに見えた(高年式車の人気車種だったこともあるとはおもうが)。意気込みだけでなく某ドリーム店で漫然と下取に出すより26万円も高く売れた。

今回も複数社を呼ばなければ、80万円くらいでも手放しちゃったかもしれない。やはり適正な競合は大切である。

また、意味でも悪い意味でも有名な業界最大手、なんとか王は今回次点と善戦したことを記しておく。